オーパ! | 野池ハンター密着365日

野池ハンター密着365日

野池を彷徨うブラックバス釣行記 SINCE 2005-03-28


何事であれ、
ブラジルでは驚いたり
感嘆したりするとき、
「オーパ!」という。




それは突然やってきた。

世の中突然やってくることは多いが、アタリでも、入漁料徴収のオヤジでもない。

それとはなにか?


書きたい欲求である。


このところ、本をむさぼるように読んでいたため、文章を書きたい欲求に支配されていた。


書きたい欲求にどれだけ支配されようと、ネタがなければ書けない。

ネタとは、言うまでもなく釣果である。




昨日、出撃する予定であったが、窓外に揺れる木のしなり具合を見て、早々に諦める。

ここで、この強風であれば、吹きさらしの強風で有名な彼の地では到底釣りにならない。

と、想像し本日に賭ける。


本日の朝、微風。

天気晴れ。


用事を済ませ、コンビニを経由して国にお金を納める。

そして彼の地、五三川へ到着したのは、午前9時30分。


まずは本流の中流域から攻める。

ここは、GW後半に40cm後半をバラしたポイントなので、まずはリベンジへ。


水位が下がり、ポイントもむき出しになっているため、数投で見切りをつける。


次に向かったのは先月釣果をもたらした水路。

相変わらず5gテキサスのクロー系ワームをピッチングでエッジを攻めるが、

あまり生命感が感じられない。


少し早いが、釣具屋へ寄ったついでに、ランチタイムに突入。


13時すぎから本流の下流域へ。

ここでは5gテキサスのクロー系ワームとストレートワームのダウンショットをセットした

スピニングタックルも使用してジックリ攻める。



ブレイクになっているポイントをテキサスで攻めるがアタリはない。

スピニングに持ち替え、コンクリート護岸際を丁寧に攻めるがアタリなし。

25cmくらいのバスが表層付近を泳いでいるのを発見し、その前方にキャストするが、

見失う。


少し下流に移動し、対岸に近い杭の手前にテキサスをキャストし、ズルズルと引いてくると

小さな石にゴツゴツあたりながら、フッと軽くなりブレイクに差し掛かると、ゴソっとした

感触が・・アタリか?


軽くリールを巻いて、フッキングする。

ヒット!!!


もつかの間、魚影が反転してバレる。これも40cm後半。

回収したワームにはガッツリと歯形が残る。


デジャブ。


焦燥。


苛立ち。


もう少し待って、送ってからフッキングするべきだったのか?


ナイスサイズ2連チャンバラシ。


少し粘るが、人も増え始めたので移動する。



次のポイントは本流の中流域のワンド。


この頃から南風が強くなり投げにくくなる。

このポイントでもテキサスを要所要所に落としていく。


回収する寸前に追いかけてきた魚がガバっ!!っと来たがノラず。


横の動きがいいのか?と考えるも、相変わらず5gテキサスのクロー系ワーム一本やり。



次は野池へ移動。

既に15時近い。


風も強い。


風裏になっているインレット付近に5gテキサスをピッチング。


ゆっくりと引いてくると、モソっとした感触が・・

ラインを見ると、横にスゥーーっと流れていく。


一拍おいて、フッキング!!


ヒット!!


これもナイスサイズ。


重い。


しかしまだ油断できないのは、以前ここで雷様を釣ったことがあるから。

顔を見るまでは安心できない。



バスだ!!


しかも、フックがサイドにキレイに掛かっているので、杭なんかに巻かれない限り、

バレルことはない。



トルクのある走りを見せるが、こちらは16ポンドラインにヘビーアクションロッドなので、

少々強引なやり取りができる。


とはいえ、一時は両手でロッドを支えないと持っていかれそうになる。


昨年釣った47cmとは比べものにならない力で引っ張られる。


なんとか、岸まで寄せハンドランディング。


オーパ!オーパ!


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計測してみると・・


5cm!!!





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先週からの40cm後半2連チャンバラシの悔しさも吹っ飛ぶ自己記録更新!!


この野池に来て、一投目で釣れたバス。

如何に一投目が重要かが分かる。


書きたい欲求だけでなく、自己記録更新も突然やってくるのだ。


その後、その池を半周したが、あとが続かない。

いや、もう続かなくても満足なのだ。


16時30分、撤収。


帰りは気をつけて帰ろう。


書きたい欲求と釣りたい欲求の両方を満たすことが出来た。